子供部屋

どんな工夫をすれば快適に過ごせるか、考えてみましょう。
熱を遮断するガラスには遮熱複層ガラスがあります。
複層ガラスは、2枚のガラスの中に空気層があり、そのために熱がそのまま伝わらない構造になっています。
その構造のおかげで、冬は暖房の熱が外に逃げず、夏は暑い外気が室内に伝わりにくくなっています。
外気が直接当らないので、結露も防ぎます。
遮熱複層ガラスは、室外側のガラスに特殊金属膜があり、夏は熱を反射して室内が暑くなるのを防ぎます。
冬は、暖房の熱を反射し、室内の温度が下がるのを防ぎます。
このように、ガラスによって室内の環境を変えることができます。
また、夏はすだれやよしずを使って、日よけにして、庭に落葉樹があれば夏は日をさえぎり、冬は日光が入ります。
そして、窓ガラスには、子供部屋のインテリアとして、カーテンなどの色や機能を考えて選ぶとよいでしょう。
カーテンにも遮熱カーテンがあります。
家具のレイアウト
子供部屋のインテリアを考える時、部屋のどの場所に家具を置くかを考えることはとても大切です。子供部屋は、遊び場、勉強、就寝の場所と、様々な用途に使われるので、家具も多くなってしまいます。
子供が快適に過ごせるよう、家具のレイアウトは、子供が動きやすいよう気をつけねばなりません。
・子供1人の場合
机とその周りの空間は80cm必要です。
80cmあれば、椅子を後ろに引いてもベッドや家具にぶつかりません。
また、振りかえって棚から物を取り出しやすくなります。
・子供2人の場合
机を2つ並べる場合には、ロールスクリーンや本棚などを置いて間仕切りして、集中して勉強できるようにしましょう。
クローゼットとベッドがついた間仕切り家具もあります。
ベッドと机を組み込んだ家具を使い、カーテンで仕切り、家具を背中合わせに配置して間仕切り家具として使う方法もあります。
1つの空間をうまく利用し、子供が成長した場合には、リフォームして部屋を分けるという方法もあります。
ユニットタイプの家具を選ぶと、子供が成長したときに分割して使えるという利点があります。
シックハウス症候群
近年、住宅やマンションの高気密化によって、目がチカチカする、呼吸困難、皮膚への刺激、めまい、頭痛、吐き気などの症状を訴える人が増えています。これをシックハウス症候群と呼びます。
また、いったん化学物質によって過敏な状態になると、ごく微量の化学物質でも過敏な反応がでる場合があり、これを化学物質過敏症といいます。
シックハウス症候群の原因は、建材などに化学物質を多量に使用、住宅の高気密化、昼間不在がちの家が多いことやエアコンの使用などで窓を閉め切ることが多い、などがあげられます。
厚生労働省では、ホルムアルデヒド、トルエン、パラジクロロベンゼンなど、化学物質13種類の指針値を出しています。
この数値は、健康への有害な影響を受けないであろう数値が設定されています。
パラジクロロベンゼンは、芳香剤や消臭剤に用いられています。
平成15年7月1日から改正建築基準法によって、シックハウス対策がとられています。
これによって、建物の建材や換気設備が規制されています。
しかし、シックハウス症候群には未解明のところが多く、治療法も確立してはいません。
耐震対策
日本は、地震の多い国です。大きな地震が起こると、テレビが飛んだり、家具が倒れたりして、その下敷きになって大怪我や、亡くなることもあるので、地震対策は子供部屋のインテリアを決める際に注意が必要です。
子供部屋には机、本棚、ピアノなど、倒れる危険性の多い家具が多くあります。
そのような家具の転倒防止のためには、耐震金具をつける方法があります。
壁や柱などに、L字金具や鎖状金具で固定結合するもの、重ねたたんすをつなぐための重ね止め金具、地震の振動で扉や引き出しが飛び出すのを防止する扉・引出し開放防止金具などがあります。
振動だけでなく、幼い子が登ってしまったり、揺らしたりして倒れる危険も防止できます。
金具を取り付ける際には、転倒しないよう確実に固定することが必要です。
また、家具の上に物を積み重ねることも、落下の危険性があるので、やめましょう。
ガラスが飛散して、怪我をするケースがあるので、耐震対策としてだけでなく、うっかり割ってしまった場合にも備えて飛散防止フィルムを安全確保のために貼ると良いでしょう。
耐震対策を施しても完全に安全ではありませんが、危険性を少なくできます。
地震はいつ、どこで起こっても不思議ではありません。
阪神・淡路大震災以降も、大きな地震が続いています。
インテリアカラー
子供部屋の色彩は、成長に合わせて色を変えていくのが良いと言われています。幼児期の子供は、カラフルな、はっきりとした色を好みます。
幼児期に、たくさんの色に触れると、感受性の豊かに育つと言われています。
そのため、幼児期には、明るい色を中心としたインテリアにするのがよいでしょう。
子供が成長し、勉強をするようになってくると落ち着いた色彩が望まれます。
ブルーなど寒色系の色は、心の鎮静効果があり、ストレスなく勉強に集中できると言われています。
壁紙を簡単に変えることは難しいため、幼児期から白やベージュにしておき、カーテンやクッション、アートなどに寒色系の色を取り入れるとよいでしょう。
ただし、あまり寒色系を使いすぎると、子供部屋が寒々しくなってしまいます。
クッションはブルーにして、カーテンはグリーンにするなどして、緩和させましょう。
子供部屋のインテリアには、このように色彩を取り入れて、子供が心地よく過ごせる空間を作るのもよいでしょう。
子供が大きくなると色の好みなども大人に近づいてきます。
乳幼児期に親が選んだかわいいキャラクターのカーテンなどを使っていても、大きくなったら子供の嗜好に合わせたインテリアにしましょう。
親の好みでインテリアを選べる時期は限られています。